(3)EMC(アーリーミュージック・コンサート)
実行委員会

当協会は会員皆様のご協力によりNPO法人設立12年目(2010年10月時点)を迎えましたが、お陰様で演奏家の会員が増えて参りました。特にアマチュア演奏家の会員が増えて参りましたので、演奏家の相互親睦、演奏交流、研究の場として演奏発表会を実施し、古楽普及の一環として演奏活動実行委員会をたちあげました。 (2015年1月 EMC実行委員会 に名称変更しました。)
活動内容は以下の通りです。
(1) 当協会の会員でアマチュア演奏家の相互親睦、訓練、研究により演奏技術の向上を計る。
(2) そのために、年1~2回の演奏発表会を実施し、古楽普及に努める。会員でプロ、セミプロの演奏家の参加は自由とする。
(3) 会場は絵本塾ホ-ルをメインとし、状況に応じて適宜、会場を選定する。
(4) 会場費は協会運営費から拠出する。その他、リハ-サル等による余分は出演者が応分負担する。
(5) 実行委員は会場の設定、情宣、連絡などを行い、本活動が円滑に推進されるように務める。
(6) 出演参加費として、参加者各人¥1,000 を負担する。
この活動に参加を希望される方は演奏活動申込書の各項目にご回答のうえ、ファックスかメ-ルでご連絡下さい。
EMC申込書 (別ウィンドウが開きますので、印刷してご利用ください。)

 また「参加希望」ボタンをクリックしますと、申込フォームが開きますので、ご記入の上、送信いただくこともできます。
 
EMC実行委員会
委員長 上島剛之助



レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念コンサート
(第16回 春のアーリーミュージック・コンサート)
2019年3月17日(日)  午後2時~
会場:
東京オペラシティ・近江楽堂
新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティ 3F
京王新線初台駅東口
第一部:
第16回春のア-リーミュージック・ コンサート
午後2時~ ・・・ 入場無料
エントリー受付中。
第二部:
「音楽家レオナルド・ダ・ヴィンチ」
午後5時~
詳しくはこちら
主催 
お問合せ: 

特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
TEL & FAX 03-5333-1087


第15回 秋のアーリーミュージック・コンサート
2018年11月23日(祭)午後2時~
会場:
四ツ谷/絵本塾ホ-ル
ご挨拶:
 今年は自然災害に見舞われた年でした。当協会行事も台風に遭遇しましたが
会員皆さまのご協力で何事もなく行事をこなすことが出来ました。
 EMCも早いもので第15回の節目を迎えました。これまでに出演された方は30名を超え、使用古楽器も多種に亘り披露されました。中世ルネサンス音楽普及にささやかながら貢献してきたと自負しております。今後とも一層のご支援ご協力をお願いいたします。
 来年3月17日(日)は東京オペラシティ・近江楽堂に於いて「レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年記念コンサ-ト」の大テ-マの基、第一部:第16回春のEMC
第二部:「音楽家レオナルド・ダ・ヴィンチ」お話、演奏、舞踊のイベントを実施します。
ご期待下さい。皆様のご来場をお待ちしております。

特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
理事長 増子 昭夫
第一部 会員によるアーリーミュージック・コンサート

 
Ⅰ 松田しのぶ ソプラノ  森下柚香 ピアノ
1. Strike the viol(ヴィオルをかき鳴らせ)
Henry Purcell

この曲は「来たれ、汝ら芸術の子、1694年4月30日メアリー女王の誕生日のためのオード」の中の 5曲目になります。オードはギリシャに端を発する抒情詩で国家的行事でよく用いられる様式です。 ヴィオルをかき鳴らしリュートをつま弾け、と心地よいリズムで女王の誕生日を讃える喜びが表現されていますが、 この誕生日から約半年後の12月に女王が32歳の若さで亡くなってしまいます。そのときパーセルが作曲した のが「メアリー女王のための葬送音楽」です。
2. Music for a while(ひとときの音楽)
Henry Purcell

歌詞(仮訳) ひとときの音楽はあなたの心の悩みをすべていやすだろう
音楽は自分があなたの痛みを和らげたことを不思議に思い
人々に喜ばれることをいぶかしく思うのだ
復讐の女神アレクトがし死者を永遠のいましめから自由にするときまで
彼女の頭から蛇が落ち、鞭が手から離れる時まで音楽はそう思い続ける
音楽はほんのひとときで、あなたの心の悩みをすべていやすだろう
3. Sì dolce è 'l tormento (苦しみが甘美なものなら)
Claudio Monteverdi

恋の苦悩と喜びのはざまで揺れ動く重く切ない心情が、柔らかなメロディの中に綴られています。
歌詞(仮訳)かくも甘い苦悩を胸に秘めて 私は幸せ むごくも美しい人のため
でも美の天国でひどくなる 君の横暴 冷たい君
私の真心は 高慢の波に洗われる岩 
4. Lamento della Ninfa(ニンファの嘆き)
Claudio Monteverdi

1638年に出版されたマドリガーレ集の「愛の賛歌」に収められている一曲で3部からなっており、恋人に裏切られたニンファ(妖精)がその嘆きを歌い、本来男性3声がそれに呼応する第2部を今回ソプラノのみで歌います。
Ⅱ Sai「彩」
近藤絹代 ソプラノ 山下聖子 リコーダー 上島剛之助 テオルボ
Saiとは近藤絹代が主宰する、イタリア初期バロックを中心に古楽の楽しさを知ってもらおうと普及活動をしているプロジェクトです。

歌劇「アーサー王」より
“こよなく美しい島”Fairest Isle (“King Arthur ”)
歌劇「妖精の女王」より
“私を泣かせて下さい”O let me weep (”The Fairy Queen “)
以上 ヘンリー・パーセル Henry Purcell
そよ風吹けばSe l'aura spira
このように私を蔑むのかCosi mi disprezzate
以上 ジローラモ・フレスコバルディ Girolamo Frescobaldi
Ⅲ 吉岡良治 ビウエラ・デ・マーノ
ファンタジア№1(第4旋法)
クラロス伯主題による48のディフレンシアス(第5旋法)
以上 エンリケ・デ・バルデラバーノ
バルデラバーノは1547年,スペインのバリャドリッドで「人魚たちの詩歌集」のタイトルで7冊の曲集を出版しました。その多様さにおいては,他の6人のビウエラリストにないものです。
曲集5冊目には33曲のファンタジアがありますが,模倣,モテットのパロディ,対位法などさまざまな様式によっています。ファンタジア№1は,第4旋法に基づく三声の模倣方式の小品です。
曲集7冊目にはソロのビウエラ用として5曲のディフレンシアス(変奏曲)があります。
いずれもビウエラという範疇をこえて,ルネサンス器楽曲の傑作です。本日演奏する作品は,演奏時間に10分ほど要し,ビウエラの曲としては大曲に属します。彼の作曲技法を全て注ぎ込んだような作品で,パフォーマンス性も優れています。かれは同じ主題で,旋法が異なる75のディフレンシアスを作曲していますが,これは必ずしも全曲演奏を考えていないようです。
いずれにしても彼の作品は,ビウエラ二重奏曲はもちろん,ビウエラ伴奏の歌曲も含めて魅力的で,もっと演奏されるべきです。
Ⅳ 岡沢道彦 リュート弾唱
「弾唱」は私の造語で「弾き語り」のことです。
低音からソラレファラドミソと合わせる私が考案した新調弦8コースリュートで演奏します。
1.インスブルックよ、さらば : ハインリヒ・イザーク
小倉百人一首16番、24番でうたいます。
2.千々の悲しみ : ジョスカン・デ・プレ
万葉集 柿本人麻呂歌集より2390と2375でうたいます
3.花咲く日々に生きる限り:クローダン・ド・セルミジ
古今和歌集より在原業平の歌二首でうたいます。
4.愛が甘い情熱なら : ヘンリー・パーセル
小倉百人一首9番、56番でうたいます。
5.カンティガ166番:アルフォンソ10世
山村暮鳥の「風景 純銀もざいく」でうたいます。
Ⅴ 高村朗子 ソプラノ  塚原真里子(ぴんちょ) ルネサンスハープ
パバナス(ルーカス・ルイス・デ・リバヤス)
Pabanas / Lucas Ruiz de Ribayaz (1626–after 1677)
「パバナス」とはパヴァーヌのこと。デ・リバヤスはスペインの作曲家で、 一時期、ペルーの宮廷に仕えていたそうです。
輝く月よ
(「カラブリア公の歌集」より、16世紀スペイン)
Ay luna que reluzes / Anon., El cançoner del Duc de Calabria
「カラブリア公の歌集」はスウェーデンのウプサラ大学図書館で発見されたため「ウプサラの歌曲集」 とも呼ばれています。輝く月よ、私を夜通し照らしておくれ、と歌います。
さあ眠りなさい~子守歌による宗教的カンツォネッタ(タルクィニオ・メールラ)
Canzonetta Spirituale sopra alla nanna / Tarquinio Merula (1594/1595–1665)
マリアさまが赤ちゃんのイエスさまに歌う子守唄です。マリアさまには、イエスさまの苦難の人生が 見えているようです。「やがて苦しまなければならない時が来るのだから、今は安らかに眠りなさい。 いつか天国で再び幸せに会える日まで、私はいとしい子を見守りながらここにいましょう」

第二部 <トワノ・アルボー『オルケゾグラフィ』のダンス>

 
詳しくはこちら
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会


第14回 春のアーリーミュージック・コンサート
2018年3月21日(水・祭)午後1時30分~
会場:
近江楽堂
ご挨拶:
 第10回以来の近江楽堂でのア-リ-ミュ-ジック・コンサ-トにようこそ。
 今回は3組のアンサンブルを含む総勢17名、8組の出演です。プロ、セミプロ、アマチュア混在のア-リ-ミュジック・コンサ-ト精神にふさわしい陣容になっています。
 演奏曲目もルネサンスからバロックまで日頃の研鑽を積まれた幅広いレパ-トリ-です。
 春分の日の昼下がりを古楽でお楽しみ下さい。
 当協会は今年でNPO発足19年目を迎えた古楽普及に尽力する日本で唯一のNPO法人です。来年は20周年を迎えますが、音楽家レオナルド・ダ・ヴィンチ没後500年でもありますので記念イベントを計画しております。ご期待下さい。
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
理事長 増子 昭夫
出演者と演奏曲目:

Ⅰ Songe de Valois ソンジュ・ドゥ・ヴァロワ
樋口麻理子 ソプラノ  佐野さおり オルガネット  渡辺マリ ヴィエル

多くの音楽家がブルゴーニュ地方の王家で活躍していた、フランスのヴァロワ朝当時の作品を中心に演奏しています。
1. S’il estoit nulz qui pleindre 不平を言うものが誰もいないなら
〜 G.de.Machautギョーム・ド・マショー(1300頃〜1377)
2. Dame,ne regardes pas ご婦人よ、見ないでください
〜 G.de.Machaut ギョーム・ド・マショー
3. ¿Con qué la lavaré? 何で顔を洗いましょうか
〜 Juan Vázquez ホァン・バスケス(1500頃〜1560以降)
4. ¡O dulce suspiro mío! 僕の甘いため息よ
〜 「Cancionero de la Casa deMedinaceli メディナセーリの歌曲集」(16C)より
5. Ríu Ríu Chíu リウ・リウ・チウ
〜 「Cancionero de Uppsala ウプサラの歌曲集」(1556)より
※前半はギョーム・ド・マショーの曲です。
1. イソリズム(一定に繰り返されるリズムに旋律を埋め込む作曲手法)のモテトです。
聖句Et gaudebit corvestrum(心は喜びに満たされる)がイソリズムで歌われる上に2声、(不平を言うものが誰もいないなら)と、S'amours tousamans(恋人たちはみんな)という、どちらも愛の喜びと苦しみについてのテキストが歌われます。
2. 身分の高い女性に叶わない愛を歌う、宮廷風愛の歌のバラードです。
200年後のスペインに移ります。ルネサンス期のスペインでは民謡を多声音楽に発展させた歌曲「ビリャンシーコ(村民villanoが語源)」が多く作られました。
3. 当時よく知られた民謡で、バスケス以外のアレンジも残されています。
4. 自分のため息に話しかけ愛を託すGregorio Silvestre(1520-69)のよく練られた詩から歌詞が取られています。
5. キリストの誕生を喜び讃える曲で、現在もクリスマスキャロルとして歌われます。
Ⅱ Sai(彩) 
近藤絹代 ソプラノ 山下聖子 リコーダー 上島剛之助 テオルボ、バロックフルート

Sai(彩)とは。。。クラシック音楽の中でも古楽はあまり馴染みがない音楽ですが、心に残る曲が沢山あります。
初期バロックを中心とした音楽を身近に楽しめれば!という考えで、都内を中心に演奏活動をしている「歌」、「リコーダー」、「リュート」といった小編成のアンサンブルグループです。
1.O mio cor おお、私の心
…G.フレスコバルディ
(大意)私の心よ、私の悲しみを聞いてください!私の命は愛する人の手に委ねられている
2.Amor ch'attendi 愛の神よ、何を待ち
…G.カッチーニ   
(大意)愛の神よ何を期待しているのですか?
あの残酷な美しき女の心を私に振り向かせよ!
3.Tant que vivrai 花咲く日々に生きるかぎり…C.セルミジ   
(大意)花咲く日々に生きるかぎり 私は全能なる王の愛に仕えよう
これからも彼女を愛し歌い続けるだろう
4.オペラ「オロンテア」より Intorno al'idor Mio 私の偶像のまわりに
…A.チェスティ
(大意)さあ、吹いておくれ!優しいそよ風よ その愛しい頬に私に代わって口づけしておくれ
5.Toccata~Felice chi vi mira幸せなのは貴方を見ること…P.クアリャーティ
(大意)幸せなのは貴方を見ること 貴方のために溜め息をつくこと 最も幸せなのは愛しい人に溜め息をつかせること
彼女の心は私のもの
Ⅲ 塚原真里子(ぴんちょ) ルネサンス・ハープ
・第4旋法のトッカータ(ルッツァスコ・ルッツァスキ)
Toccata del quarto tono / Luzzascho Luzzaschi (c. 1545–1607)
・トッカータ(作者不詳、17世紀イタリア、キージ写本)
Toccata [A-moll] / Anon.
・パッサカリア(作者不詳、17世紀イタリア、キージ写本)
Passagalli / Anon.

Ⅳ クルムホルン ホールコンソート 「象使いの会」
阿部等 大喜多陽子 加藤正 近藤治夫 Sally Lunn  クルムホルン

いつもは色々な楽器を持ち替えするメンバーで、あえてクルムホルンのホールコンソートとして3年前に発足。
人知れず鍛錬を積み、2017年はらむら古楽祭のワークショップ&コンサートでデビュー、今回が東京初演奏です。
1.Ie veu le Cerf du bois salir Orazio Vecchi
2.Tousiours souffrir Nicolas Gombert 
3.Pavane & Gaillarde "La donna" Tielman Susato
4.Zanni et Magnifico Johann Eccard
5."Ecce,Dominus veniet" Musarum Sioniarum Michael Praetorius
1. オラツィオ・ヴェッキのマドリガル集「癒しの森」(1590年ベネチア)から
「鹿が泉の水を(仏)/見よ、バッカスが(伊)」。
2. ティルマン・スザート編のシャンソン集(1550年アントワープ)から
ニコラ・ゴンベールの「苦しくてやりきれない(意訳)」。
3. スザートの舞曲集「ダンスリー」から
「女主人」のパヴァーヌと同主題のガイヤルド。
4. ヨハネス・エッカルト作曲のモテット「ザンニとマニフィコ」。コンメディア・デラルテの登場人物が各声部にあてがわれ、勝手なことを歌います。
5. ミヒャエル・プレトリウスのモテット集「シオンのミューズたち」(1607年)から「見よ、主が来ます」。
Ⅴ 岡沢道彦 リュート弾唱
「弾唱」は私の造語で「弾き語り」のことです。
低音からソラレファラドミソと合わせる私が考案した新調弦8コースリュートで演奏します。
1.Mignonne, allons voir si la rose 愛しい人よ、バラを見に行こう:作曲者不詳
小林一茶の句、八句でうたいます。
2.Italiana イタリアーナ : レスピーギ編
小倉百人一首61番、73番、79番でうたいます
3.Siciliana シチリアーナ:レスピーギ編
小倉百人一首11番、76番でうたいます。
4.Son tutta duolo 私は悩みに満ちて : A.スカルラッティ
司馬遷の史記より項羽の「垓下の歌」(がいかのうた)でうたいます。
Ⅵ 松田しのぶ ソプラノ  森下柚香 チェンバロ
1. Sì dolce è 'l tormento (苦しみが甘美なものなら)…Claudio Monteverdi
恋の苦悩と喜びの間を揺れ動く男の心情が単調なメロディの中に絶妙に綴られています。
歌詞:かくも甘い苦悩を胸に秘めて 私は幸せ むごくも美しい人のため
でも美の天国でひどくなる 君の横暴 冷たい君
私の真心は 高慢の波に洗われる岩(以下、続く)
2.Lamento della Ninfa(ニンファの嘆き)…Claudio Monteverdi
1638年に出版されたマドリガーレ集の「愛の賛歌」に収められている一曲で3部からなっており、恋人に裏切られたニンファ(妖精)がその嘆きを歌い、本来男性3声がそれに呼応する第2部を今回ソプラノのみで歌います。
3. Fairest Isle(最も美しい島:歌劇King Arthurより)…Henry Purcell
歌劇「アーサー王」は詩人ジョン・ドライデンがチャールズ二世の金婚式を祝って1684年に書いた劇に基づいており、ブリテン島の伝説の英雄アーサー王を主人公にしていることからも分かるように、愛国精神が濃厚に出ています。
Fairest Isle(最も美しい島)は第5幕でヴィーナスがブリテン島の美しさを讃える歌で、英国の国民的唱歌として今日でもよく歌われているそうです。
4. If love’s a sweet passion(もし愛が甘いものなら:歌劇The Fairy Queenより)
… Henry Purcell
歌劇「妖精の女王」はシェイクスピアの「真夏の夜の夢」を基にしたもので、この曲は第3幕で歌われます。
深刻なマイナー調に愛の苦しみ、葛藤の歌詞(一部:苦痛は心地よく、その矢は柔らかく、私を傷つけると同時に私の心をくすぐる)がのるのですが、劇の内容自体は悲劇より喜劇に近いもの・・
妖精の王オベロンとインドの少年に入れ込む女王タイティーア。怒ったオべロンは惚れ薬の花びらの汁をかけようとするが間違ってしまってタイティーヤは結局ロバになったボトムに恋をしてしまう・・そんな中歌われる曲です。
Ⅶ 森下柚香 チェンバロ
William Byrd (1543-1623) : O Mistris Myne
: Pavana Lachrymae
Henry Purcell (1659-1695) : Ground c-moll
イングランドで活躍したウィリアム・バードは、ルネサンス期の作曲家で鍵盤楽器の楽曲を多く残しています。
「O Mistris Myne 」「Pavana Lachrymae(ダウランド原曲)」はどちらもヴァージナルブックに収められており、数あるバードの楽曲の中でも親しまれています。
また、ヘンリー・パーセルは同じイングランド出身ですが、 バロック期に活躍した作曲家です。パーセルの音楽は、エリザベス朝時代の音楽要素にイタリア・フランス風が融合しており、独特な世界観で今でも私たちを魅了し続けています。

Ⅷ 田中美智代 ソプラノ 秋岡寿美子 チェンバロ(通奏低音)
G.Caccini (1545-1618): “Vedrò’l mio sol”-Le nuove musiche-(1602)
「わたしは見るだろう わたしの太陽を」
C.Monteverdi(1567-1643): “Laudate Dominum”SV287  -Selva morale e spirituale-
「主をほめ讃えよ」
C.Monteverdi(1567-1643):“Maledetto sia l’aspetto”SV246  -Scherzi musicali-
「面影よ呪われよ」
C.Monteverdi(1567-1643):“Et è pur dunque vero” SV250  -Scherzi musicali-
「それでは本当なのか」
今年没後450周年のカッチーニの曲は恋の歌、昨年生誕450周年で盛り上がったモンテヴェルディの曲は、主を賛美する歌を1曲と失恋の恨みの歌を2曲演奏しました。
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会


第13回 秋のアーリーミュージック・コンサート
2017年11月19日(日) 午後2時~
会場:
四ツ谷/絵本塾ホ-ル
ご挨拶:
 当協会のNPO活動にいつもご協力、ご支援頂きありがとうございます。
6年前に始まりましたプロ、セミプロ、アマの会員演奏家によるア-リ-ミュ-ジック・コンサ-ト=EMCも13回目を迎えました。皆様のご努力に感謝致します。
 本日出演する中世・ルネサンス合奏団「ソンジュ・ドゥ・ヴァロア」は今年9月23日、30日、そして10月7日に横浜のそごう美術館で開催された「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」のコンサ-トで演奏され、好評を博しました。本日はその再現です。再来年2019年はダヴィンチ没後500年です。
 当協会では15年前に「音楽家レオナルド・ダ・ヴィンチ」のテ-マで、レクチャ-コンサ-トを庭園美術館ホ-ル」で実施しましたが、再来年には企画を変えて、同じテ-マで公演する予定です。
 ルネサンス・ダンス講習会は3回目です。上達されている方も増えてきたようです。今後も続けていきますので、奮ってご参加ください。
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
理事長 増子 昭夫
第一部 会員によるアーリーミュージック・コンサート 

Ⅰ 岡沢道彦 リュート弾唱
「弾唱」(だんしょう)は私の造語で「弾き語り」のことです。
どの曲も低音からソラレファラドミソと合わせる私が考案した新調弦8コース・リュートで演奏。
1.Je vivroie liement 私は幸福な人生を送れるはずだ…マショー
金子みすゞの「私と小鳥と鈴と」でうたいます。
2.Flow my tears 流れよ我が涙…ダウランド
大伴旅人の和歌六首でうたいます
3.Canzonetta spiritual sopra la Nanna 聖母の子守歌…メールラ
柿本人麻呂の長歌でうたいます。
  この曲のみ7弦をラ♭にします。
Ⅱ 塚原真里子(ぴんちょ) ルネサンスハープ
1.Alsowerdemond あなたの貴い口は…作者不詳
2.Fortune, laisse moy la vye 運命の女神よ、僕の人生を返して…作者不詳
3.Tant que vivray 花咲く日々…Claudin de Sermisy クローダン・ド・セルミジ(c. 1490–1562)原曲
4.Balletto バレット
…作者不詳、17世紀イタリア
5.Folle è ben che si crede ばかみたい、そんなこと信じてるの
…Tarquinio Merula タルクィニオ・メールラ(c. 1595–1665)
1~3.ピエール・アテニャン(1494?1552)編纂のリュート曲集より。
4.小さな7つの曲から構成されています。
5.本来は歌の曲なのですが、今日はハープで演奏してみます。
Ⅲ Sai「彩」 近藤絹代 ソプラノ 山下聖子 リコーダー 上島剛之助 テオルボ
Saiとは近藤絹代が主宰する、イタリア初期バロックを中心に古楽の楽しさを知ってもらおうと普及活動をしているプロジェクトです。
1.グリーンスリーブス変奏曲(アルト・リコーダー、リュート、テオルボ)
2.Now, O Now I Needs Must Part「今こそ別れのとき」…J.ダウランド(1563頃~1626)
(歌、バス・リコーダー、バロック・フルート、バロック・リュート)
3.Lasso Vita Mia「ああ、なんと哀れな私の命よ」…J.ダウランド
(歌、バス・リコーダー、リュート)
4.イタリアン・グラウンドによるディヴィジョン…R.カー(17世紀後半)
(アルト・リコーダー、バロック・フルート、リュート)
5.Io vo cantar「私は歌いたい」…P.クアリャーティ(1555~1628)
(歌、アルト・リコーダー、テオルボ)
(イタリア貴族出身の音楽家。ローマで教会オルガニストを務める。モンテヴェルディより一世代前に活躍し、 多くのマドリガーレ等を残した。)
Ⅳ 吉岡良治 ビウエラ・デ・マーノ
1.2つのティエント
2.ルドビーコのハープを模したファンタジア
3.クラロス伯による12のディフェレンシア
…以上アロンソ・ムダーラ
・ムダーラは1546年12月,スペインのセビーリャで「ビウエラのための数字式3冊の曲集」を出版しました。同じ年に彼はセビーリャ大聖堂の聖職(司祭)に就いていますから,それまでの生活の区切りとして出版したのかも知れません。ビウエラのみならず,4コースギター用に4曲,ハープ又はオルガン用に1曲あります。
・演奏したティエントは,曲集2巻目からのもので,第1旋法から第8旋法まで順番に配列され,それぞれのティエントの後にファンタジアやジョスカン・デ・プレのミサ曲からの編曲が続きます。わずか20小節前後の曲ですが,いずれも傑作です。
・ハープを模したファンタジアはモダンギターでも盛んに演奏されてきました。多声音楽華やかな時代としては異質な和声進行を試みています。またクラロス伯は,たくさんの作曲家達が変奏を試み,それぞれ個性を発揮しました。
・第8旋法のティエント,ファンタジア,第1旋法のティエント,ディフレンシアの順で演奏しました。
Ⅴ Songe de Valois ソンジュ・ドゥ・ヴァロワ
樋口麻理子 ソプラノ
渡辺マリ ヴィエル
佐野さおり クラヴィチテリウム

〜ロワール川流域にいくつもあったヴァロア家のお城で、多くの音楽家が活躍していた時代の作品 を中心に演奏しているグループです。
1.Virgine bella 美しき乙女 …B.Tromboncino バルトロメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535頃)
2.Hor venduto ho la speranza 今や私は希望を売り払い
…M.Cara マルケット・カーラ(1465-1525)
今や私は希望を売り払ってしまった 商いは運に左右され、私は運が悪かった
希望の偉大なる商人である恋人たちよ 希望を売り渡してはいけないよ
3.Non val aqua al mio gran foco 私の炎は水では消えない
…B.Tromboncino バルトロメオ・トロンボンチーノ
私の炎は水では消えない 涙では弱められない むしろ勢いを増していく
私の炎は涙で大きくなってしまうものなのだ まさに水を得た魚のように
4.El grillo こおろぎ …J.des Prez? ジョスカン・デ・プレ(1455頃-1521)
こおろぎは良き歌い手 小鳥みたいにすぐどこかへ消えたりしない
暖かくなるころ ひとりで愛を歌っているよ
5.O che aiuto o che conforto 何という救い、何という慰め
…M.Cara マルケット・カーラ
6.Ostinato vo' seguire 辛抱強く続けたい
…B.Tromboncino バルトロメオ・トロンボンチーノ
辛抱強く続けたい 僕の大仕事を 天国か、地獄か 喜びか、喜びはなくとも傷つきもしないか、
良い方を掴み取る力は足らず 悪い方から逃れるのも難しい

第二部:
15世紀イタリアのバッサダンツァとバッロ
詳しくはこちら

主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会


第12回 春のアーリーミュージック・コンサート
~戸口幸策先生を偲んで~
2017年3月26日(日) 午後2時~
会場:
四ツ谷/絵本塾ホ-ル
ご挨拶:
 いつも当協会のNPO活動にご支援、ご協力頂き、ありがとうございます。
そして、第12回EMCにご多忙のところ、ご来場頂き誠にありがとうございます。
 EMCは会員演奏家による演奏発表会ですが、今回は、昨年9月17日に逝去された当協会顧問戸口幸策先生を偲んで、追悼演奏会を兼ねて実施します。戸口先生には17年間に亘り大所高所からご助言を賜り、会報にもご寄稿され、NPO法人発足15周年記念としてご寄稿文を纏めた「戸口幸策小論文集」を発行致しました。こよなく当協会を愛して下さった先生でした。
 本日は、先生のご子息でピアニストの戸口純氏をゲストにお迎えし、バッハ、ヘンデル、他を演奏して頂きます。戸口純氏はボストンに20年近く在住し、日米欧で演奏活動をされてきました。
 終演後、戸口先生のお好きだったワインをかたむけながら、偲ぶ会を行いたいと存じます。
ご自由にご参加下さい。
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
理事長 増子 昭夫
第一部 会員によるアーリーミュージック・コンサート 

Ⅰ 松田しのぶ ソプラノ  金子 渚 ピアノ
1. io che d'alti sospir (オペラ "エウリディーチェ") Giulio Caccini
2. Lascia ch'io pianga(オペラ"リナルド"より) Georg Friedrich Handel
3. Ave Maria アヴェマリア Bach/Gounod
4 . Blute nur (マタイ受難曲より) J.S Bach
※今回、まず一曲目に最初期のオペラであるエウリディーチェ(by Caccini)の中のアリア、二曲目はバロックオペラに飛びまして、オペラ リナルドからの有名なアリア、3曲目はバッハの平均律にフランス人であるグノーがメロディーを乗せたお馴染みのアヴェマリア、四曲目にはバッハのマタイ受難曲からのアリアで、ルネサンス~バロック(グノーは19世紀)と幅広くなりますが、時代の違いを学ぶ機会となるために選曲いたしました。

Ⅱ 岡沢道彦 リュート弾唱
「弾唱」(だんしょう)は私の造語で「弾き語り」のことです。
どの曲も低音からソラレファラドミソと合わせる私が考案した新調弦8コース・リュートで演奏。
1. Frow my tears 流れよ我が涙:ダウランド
2. Intorno all’idol mio 私の偶像の回りに:チェスティ
3. Sento nel core 私は心に感じる:A.スカルラッティ
4. Amarilli アマリッリ:カッチーニ
5. The people that walked in darkness(メサイアより): ヘンデル

Ⅲ 名阪雅美 フラウト・トラヴェルソ  上島剛之助 テオルボ  奥山裕司 ヴィオラ・ダ・ガンバ
 ソナタ ト長調 作品9-7
ⅠDolce Andante
ⅡAllegro ma non troppo
ⅢAria Affettuoso
ⅣGiga Allegro moderato
…J.M.ルクレール

Ⅳ 中山千夏子 ソプラノ  上島剛之助 テオルボ
1.“Sans frayeur dans ce bois怖いものなしでこの森へ”
…Marc-Antoine Charpentier (1643-1704) 作曲のエール・ド・クール
怖い者なしで森に来た娘はそこで若者に出会います。アヴァンチュールをしたいわけではないけれど、それを恐れるくらいはしてみたいわね、あなたってなんて鈍感なのかしら、と言い放つ娘は、若者を誘っているのでしょうか…?
2.“J’avois cru qu’en vous aymantあなたを愛する喜びは”   …同上
あなたを愛する喜びは格別と思っていたけれどそれは私の勘違いなのね、あなたは別の女に愛されて、私を愛してはくださらない、しくしく…
3.“Ma bergère, non légère俺の羊飼い娘は軽くない”
…Gabriel Bataille(1575頃-1630)作曲のシャンソン・ア・ボワール(酒宴の戯れ唄)
俺の彼女は軽くないと歌う男は彼女を野に連れて行きます。二人の羊を合流させ、傍らで二人はあんなことやこんなことを…。
4.“Qui veut chasser une migraine頭痛を追い払いたい者は”  …同上
頭痛を追い払いたい奴あ飲み続けろ、水なんざ肺を腐らせるのがオチ。飲みねえ飲みねえ注いでやる…酒飲みの考えることは、古今東西、変わりませぬ!

Ⅴ 塚原真里子(ぴんちょ)  ルネサンス ハープ
アロンソ・ムダーラ(1510頃~1580)
『ビウエラ用に記譜された3冊の曲集Tres libros de musica en cifras para vihuela』より
・ファンタジアII Fantasia II
・ロマネスカII(「牛を見張れ」の主題による)
Romanesca II - O guárdame las vacas
・ファンタジアI Fantasia I
17世紀イタリア、キージ写本より
・トッカータ・グラーヴェ Toccata grave
・トッカータ Toccata

Ⅵ Songe de Valois ソンジュ ドゥ ヴァロワ(「ヴァロワの夢」の意)
樋口麻理子 ソプラノ  渡辺マリ ヴィエル  佐野さおり オルガネット、クラヴィチテリウム  賛助出演  原弥生 ソプラノ
1.Salve,sancte pater patriae 幸いあれ、聖なる父よ 〜G.Dufay ギョーム・デュファイ(1397-1474)
2.Flos florum 花の中の花 〜G.Dufay
3.Kyrie キリエ 〜Codex Faenza 
ファエンツァ写本(15世紀頃)より
4.Lamentatio sanctae matris ecclesiae Constantinopolitanae  コンスタンチノポリスの聖母教会の嘆き 〜G.Dufay
1.Salve,sancte pater patriae フランシスコ祝日のマニフィカトのアンティフォナ(交唱)。タイトルの父(pater)= アッシジの聖フランシスコを”故国の光、小さき者の模範”と讃え”私たちを天国に導いて下さい”と祈ります。
2.Flos florum 聖母マリアを讃えて歌われます。”花の中の花、楽園の泉、天の女王よ 美しき処女、善なるものよ  あなたの民を救い、憐れんでください”
3.Kyrie 声楽曲が華やかにアレンジされた鍵盤楽器のための楽譜が集められているファエンツァの写本から。
4.Lamentatio sanctae matris ecclesiae Constantinopolitanae エルサレム炎上を嘆く『エレミアの哀歌』の  一節が低音で歌われる上に、フランス語で聖母マリアが息子の運命を悲しむソプラノが重なります。  コンスタンティノープルがオスマン帝国によって陥落し、多くの聖堂がモスクに変えられていた当時の作品です。
第二部 ゲスト演奏 戸口 純  ピアノ 

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主催 
お問合わせ:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
TEL & FAX 03-5333-1087



上島実行委員長のプロフィ-ル(賛助会員、2004年入会)
 演奏楽器: リュ-ト、テオルボ、ビウエラなどの撥弦楽器
 ジャンル: ルネサンスからバロック時代のアンサンブル、通奏低音
 演奏歴: アマチュアとして十数年
 自己PR: アンサンブルをするのが好きです。これまで、声楽、ガンバ、トラベルソ、リコ-ダ-などと共演してきました。伴奏が必要な方はお気軽にお声を掛けて下さい。
あまり遠くへは行けませんが、電車で1時間くらいのところでしたら、楽器持参で行くことが出来ます。

第11回以前のアーリー・ミュージック・コンサートの模様はこちら
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