2010年度例会

   第42回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽IV」(イタリア篇その2)
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜


今回は使節団がボローニャを出発してフェラーラ、ヴェネツィアを訪れます。 ボローニャ近郊のフォルリではダルシマーの演奏を聞いた由。 フェラーラではマドリガーレ、ヴェネツィアではアンドレア・ガブリエーリの16声のミサ曲「グローリア」(日本初演!)を聞いたのでしょうか。
これらの町に伝えられた音楽を今谷和徳氏が分かりやすく解説されました。
日時:
2010年10月30日(土) 午後7時〜
42回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホ−ル
解説:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
演奏:
S 鈴木美登里、S 山村奈緒子、S 櫻田智子、A 穴澤ゆう子、
CT 上杉清仁、CT 青木洋也、T 櫻田 亮、T 谷口洋介、T 長尾 譲、Br 春日保人、B 浦野智行、B 小笠原美敬、Or&Hp 能登伊津子、Dlcim 小川美香子、Sb 宮下宣子、Sb 巻島俊明、
Cornett 中村孝志、R&Fg 古橋潤一
プログラム:
1585年6月22日 使節団、ボロ−ニャ出発、フェッラ−ラへ向かう。

* 話
T フォルリでの曲 ダルシマ−(ハックブレット)の演奏
 (1) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“パッソ・エ・メッゾ”>
  Fabritio Caroso(c.1527/35~1605):Balletto”Passo e Mezzo”
 (2) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“スパニョレッタ”>
  Fabritio Caroso:Balletto”Spagnoletta”
 (3) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“天の百合”>
  Fabritio Caroso:Balletto”Celeste Giglio”                    Dlcim,Hp,R


1585年6月22日 使節団、フェッラ−ラに到着、
フェッラ−ラ城に宿泊。
別荘で狩猟を楽しむ。
中浦ジュリアンが病に冒される。

42回例会

* 話
U フェッラ−ラでの曲 音楽会、舞踏会、典礼
 (4) ルッツアスコ・ルッツアスキ:<あなたを愛しています、私の生命よ> (3声)
  Luzzasco Luzzaschi(1545?〜1607):T`amo,mia vita               S,S,S
 (5)イッポリ−ト・フィオリ−ノ:<悲しげに打ちひしがれたティルシは> (5声)
  Ippolito Fiolino(c.1549~1621):Tirsi dolente e mesto              S,S,A,T,B
 (6) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“エステ・ゴンザ−ガ”>
  Fabritio Caroso : Balletto” Este Gonzaga”                   R,Dlcim,Hp
 (7) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“オ−ストリア・ゴンザ−ガ”>
  Fabritio Caroso: Balletto “Austria Gonzaga”
 (8) ファブリツィオ・カロ−ゾ:<バレット“バッリエ−ラ”>
  Fabritio Caroso: Balletto “barriera”                          Z,Org
 (9) ジャケス・デ・ヴェルト:<イエスはそこを出て>
  Giaches de Wert(1535~1596):Egressus Jesus              S,S,Ms,A,T,B,B


1585年6月25日 フェッラ−ラ公に感謝の印として日本の衣服と大友宗麟の刀剣を贈る。
使節団、フェッラ−ラを出発、キオッジャ経由でヴェネツィアへ向かう。

----------------------休憩----------------------

1585年6月26日 使節団、ヴェネツィア到着、イエズス会修道院に宿泊。
1585年6月28日 使節団、バラッツォ・ドゥカ−レで統領ニコロ・ダ・ポンテに謁見。
1585年6月29日 例年、主の昇天日に執り行われるヴェネツィアの祝典行事を
天正遣欧使節団の日程に合わせてこの日まで延期し、盛大に祝われる。
使節団も行列に参加。サン・マルコ大聖堂でミサも歌われた。
 

42回例会

42回例会
42回例会
42回例会
 

* 話
V ヴェネツィアでの曲 貴族の館、サン・マルコ大聖堂でのミサ
 (10) ジョバンニ・ガブリエ−リ:<陽気に喜び> (8声)
  Giovanni Gabrieli(1553/56~1612):Lieto godea              S,A,T,B+S,A,T,B
 (11) クラウディオ・メ−ルロ:<アニュス・デイ>(12声)
  Claudio Merulo(1533~1604):Agnus Dei             S,A,T,B+S,A,T,B+S,A,T,B
 (12) アンドレア・ガブリエ−リ:<リチェルカ−レ“アンコ−ル・ケ・コル・パルティ−レ
(たとえ別れとともに)>
  Andorea Gabrieli(1533~1585):Ricercare”Anchor che co`l partire”         Org
 (13) ジョバンニ・ガブリエ−リ:<カンツォ−ナ“ラ・スピリタ−タ”>
  Giovanni Gabrieli:Canzon detta la Spiritata                   Z,Sb,Sb,Org
 (14) アンドレア・ガブリエ−リ:<グロ−リア>(16声)
  Andorea Gabrieli:<Gloria>           Z,S,A,T+S,A,Sb,B+S,T,B,Sb+A,T,B,Org,Fg


1585年7月06日 使節団、ヴェネツィアを出発、バド−ヴァ経由でヴィチェンツァへ 向かう。次回へ

終わり

 
感想記
St.Marco大聖堂のステレオ的な音響効果を取り入れた点、非常に良かった。
この種の演奏で、日本を代表する奏者を何人も混じえ、大変豪華。有意義な時を過ごさせて頂き感謝します。
(無記名)
このシリーズが好きで、継続して聞かせていただいています。
素晴らしい演奏で、心が洗われる思いです。
次回も楽しみにしております。
(目黒区 女性)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
イタリア文化会館

   第41回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽VIII」
   〜ローマとヴェネツィアの音楽活動〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:
2010年9月18日(土) 午後2時30分
第41回例会
講義する今谷先生

第41回例会 
オルガネットを
演奏する
佐野さおりさん
第41回例会 
スピネットを演奏する
佐野さおりさん
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
ミニコンサート:
佐野さおり(スピネット&オルガネット)
 
感想記
本の内容に合わせた音楽を聴きながら、講師のお話をうかがえる点がありがたく、理解を深められます。
時間がもっと十分あって曲ももっと聴くことができるとよいと思います。
CDの一覧のようなものを簡単に作っていただくと、たとえば今回のように時間不足で聴けなくても、自分で後日 聴く参考になるのかと思います。
(笠間市 男性)

主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会

   第40回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽VII」
   〜北イタリア諸宮廷の音楽活動〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:
2010年6月5日(土) 午後2時30分
第40回例会

第40回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
ミニコンサート:
聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊(勝俣敬二指揮)
 
感想記
今谷先生のセミナーはわかりやすくて、とても知的好奇心を満たすものだった。
ミニ・コンサートは心が洗われるようであった。
楽器なしの歌声の味わいは素晴らしいものだった。
(無記名)

主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会

   第39回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽III(イタリア篇その1) 」
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜
今回はポルトガル、スペインを歴訪した使節団が1585年3月1日にフィレンツェ公国、リヴォルノに入港し、ピサ、フィレンツェ、ロ−マ、ヴァチカン、ペル−ジャ、そしてボロ−ニャを訪れます。これらの町々に伝えられた音楽を金澤正剛氏がわかりやすく解説されました。
日時:
2010年4月16日(金) 午後7時
39回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホ−ル
解説:
金澤正剛
(国際基督教大学名誉教授、前日本音楽学会会長、 当協会顧問)
演奏:
S櫻田智子、A穴澤ゆう子、T谷口洋介、B浦野智行、
Lu永田平八、Org,Hp能登伊津子、R古橋潤一
プログラム:
1585年3月01日 使節団、フィレンツェ公国、リヴォルノに入港。
1585年3月02日 使節団、ピサに到着。トスカ−ナ公に出迎えられ、宮殿に宿泊。
ビアンカ公妃主催の舞踏会が開催され、伊東マンショは公妃のパ−トナ−、
他の者もそれぞれのパ−トナ−と踊ったという。また鷹狩も行われた。
1.ヴィンチェンツォ・ガリレイ <イスラエルはエジプトから去った>
〜「フロ−ニモ」(1568)より〜
Vincenzo Galilei(1525/29?〜1591) :In exitu Israel de Aegypto
ガリレオ・ガリレイの父ヴィンチェンツォは、1572年にフィレンツェに移り住むまではピサの市民であった。

2.ベルナルド・モンヅィ−ノ(V.ガリレイ編)、<コントラプント第1番>
Bernardo Monzino(1562以後没?) ed.by V.Galilei:Contrapunto primo

1585年3月07日 使節団、フィレンツェに到着、ヴェッキオ宮殿に宿泊。

3.マッテオ・ランポリ−ニ<喜んであなたに敬意を表しましょう>
Matteo Rampollini(1497〜1553頃):Lieta per honorarte
4.フランチェスコ・コルテッチャ<私は命のある限り言い続ける>
Francesco Corteccia(1502〜1571):Io dico e dissi e diro

1585年3月22日 使節団、この日の夜、ロ−マに到着、イエズス会本部に宿泊。歓迎のため
コレギウム・ゲルマニクム聖歌隊により「テ・デウム」が歌われた。

5. ファブリツィオ・カロ−ゾ<バッリエラ、バレット、そしてガリアルダ>
Fabbrizio Caroso(1530〜1605):Barriera,Balletto con Gagliarda
6.ジョヴァンニ・アニムッチャ<最高の慰めであるイエスよ>
Giovanni Animuccia(1520〜1571):Jesu sommo conforto
7.トマス・ルイス・デ・ビクトリア<テ・デウム>〜「聖歌集」(1600)より〜
Tomas Luis de Victoria(1548〜1611):Te Deum
ビクトリアはコレギウム・ゲルマニクムの教師をつとめていた。1578年から1585年までサンジロラモ・デッラ・カリタ教会司祭。
8.チェザレ・ネグリ<優しいブランド>
Cesare Negri(1535〜1604):Brando gentile

----------------------休憩----------------------

1585年3月23日 使節団一行、教皇グレゴリウス13世より帝王の間にて謁見を賜る。
1585年3月25日 使節団、教皇に随行しサンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会へ
1585年3月31日 ヴァティカン内のミサに招かれる。

9.ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリ−ナ:ミサ曲
<われらがあがない主イエス>より〜「ミサ曲集第4巻」(1582)より〜
Kyrie憐れみの賛歌、Gloria栄光の賛歌
Givannni Pierluigi da Palestrina(c.1525〜1594):
From "Missa Jesu nostra redemption
10.フランチェスコ・ロニョ−ニ<丘は花盛り>
Francesco Rognoni(16世紀半ば?〜1626以後?):Vestiva I colli

1585年4月03日 使節団、織田信長より贈られた屏風を教皇に贈呈
1585年4月10日 グレゴリウス13世逝去。
1585年4月25日 シクストゥス5世が新教皇に選ばれる。
1585年4月26日 使節団、新教皇に謁見を賜る。
1585年5月01日 使節団、新教皇の戴冠式に参列。
1585年5月29日 教皇が使節に黄金拍車勲章を授ける。
1585年6月02日 使節団、シクストゥス5世に別れの挨拶に参上。
1585年6月03日 使節団、ロ−マ出発、アッシジ経由でペル−ジャへ

11.ヴィンチェンツォ・コッサ<麗しいイザベッラ> 〜「マドリガ−レ集第1巻」(1569)より〜
Vincenzo Cossa(1534/39〜1624):Isabella gentil

1585年6月09日 使節団、ペル−ジャを出発、ロレ−ト経由でペザロへ向かう。
ペザロでウルビ−ノ公に謁見。
1585年6月19日 イモラ経由でボロ−ニャに到着、イエズス会学院に宿泊。

12.ドメニコ・マリア・フェッラボスコ<わたしは若くて魅力的>
Domenico Maria Ferrabosco(1513〜1574):Io mi son giovinetta volontieri
13.アルフォンソ・フェッラボスコ<パヴァ−ヌ>
Alfonso Ferrabosco(1543〜1588):Pavin
14.マルカントニオ・カヴァッツォ−ニ<リチェルカルダ> 〜「鍵盤音楽集第1巻」(1523)より
Marcantonio Cavazzoni(1490頃〜1560頃):Recercarda
15.アンドレア・ロ−タ<アレルヤ、この日こそ>  〜「モテット集第1巻」(1584)より
Andrea Rota(1553頃〜1597):Alleluia,Haec dies

1585年6月22日 使節団、ボロ−ニャ出発、フェッラ−ラへ向かう。

終わり

感想記
金澤先生の大熱唱には驚かされました。
初めて聴く曲が多かったが、作曲家、作品の解説、背景等相変らずの「金澤節」で興味もてました。
声楽陣の意欲的な取組み選曲に少しながら感銘しました。
今日は「拾いモノ」の一日でした。
(無記名)
39回例会
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
イタリア文化会館

     2009年度例会

   第38回例会:
   「10周年記念シンポジウム&コンサ−ト」
日時:
2009年11月7日(土) 午後5時

38回例会

38回例会

会場:
中野坂上ハ−モニ−ホ−ル
プログラム:
10周年記念イベント開催を告げる笙の演奏 「越殿楽」
演奏:*岩波 滋
(元宮内庁式部職楽部首席楽長、
日本大学芸術学部講師、当協会顧問)
第一部:シンポジウム
テ−マ:「中世・ルネサンス音楽の魅力」
パネリスト:戸口幸策(成城大学名誉教授、
西洋音楽史家、当協会顧問)
金澤正剛(国際基督教大学名誉教授、
前日本音楽学会会長、当協会顧問) 司会兼務:今谷和徳(慶應義塾大学講師、当協会顧問)
第二部:コンサ−ト
中世の音楽:三重奏
「雅楽曲より“抜頭”」、
「ファエンツァ写本より“コンスタンティア”」ほか
演奏:*岩波 滋(笙)、
小川美香子(ハックブレット)、
佐野さおり(ポジティブオルガン)、
勝俣敬二(中世フルート)、
聖アンセルモ・グレゴリオ聖歌隊
ルネサンス音楽T:リュ−ト五重奏
The Earle of Essex Galiard
「エセックス伯のガリア−ド」 (ジョン・ダウランド)
Une jeune fillette「若い娘」(作者不詳)
Mille regrets「千々の悲しみ」(ジョスカン・デ・プレ)
Tant que vivrai etc「花咲く日々に生きる限り」
(クロ−ダン・ド・セルミジ)ほか
演奏:ルネサンス・リュ−ト:永田斉子、上島剛之助、
五十嵐正明、米田 考、テオルボ:中山 徹
ルネサンス音楽U:リュ−ト独奏&リュ−ト伴奏付歌曲
独奏:「シチリア−ナ」(作者不詳)ほか
歌:Lieta vivo e contenta(Isabella de Medici),
Per pianto la mia carne(Leonora Orsini) etc
演奏:*永田平八(リュ−ト)、櫻田智子(ソプラノ)
バロック音楽:独奏&二重奏
「ジョン・ブレイフォ−ド作品集」、
 独奏:木田智之(クラルサッハ、ブレイハ−プ)

「ロザリオのソナタ」より「パッサカリア ト短調」
(H.I.ビ−バ−)
 独奏:*塗矢真弥(バイオリン)

「サラバンド」(G.F ヘンデル=ハルヴォルセン)
 二重奏:*塗矢真弥(バイオリン)、梯 孝則(ビオラ)

*は特別出演。演奏は当協会会員の演奏家にご協力頂きました。

※終演後ホワイエにてワインによる簡単な打ち上げがありました。

感想記
ホールは交通の便が良く、結構でした。
笙との合奏、珍しい演奏でした。
リュートのやわらかな音、別世界にいる様でした。
珍しいケルトハープ、ゴシックハープ等、はじめて聞く音でした。
梯氏のヴィオラの音色美しいでした。
(文京区 女性)

38回例会

38回例会

38回例会

38回例会

38回例会

38回例会
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会  

   第37回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽Y」〜激動のフィレンツェとナポリ〜

音楽家が音楽を自由に表現できるようになったのは、19世紀になってからですが、中世からルネサンスの時代では、音楽家は社会の要求に従い、その枠内で自己の内面を表に現していました。それ故に中世・ルネサンス時代の音楽を理解するには、当時の社会がどのようなものであったかを知る必要があります。社会の動きが理解できれば、社会の要請によって生まれた音楽の意味も明らかになると思います。そこで当協会では、今谷先生著「中世・ルネサンスの社会と音楽」(新版)(音楽之友社刊)をベースにCDを聴きながら中世・ルネサンス音楽がヨーロッパ全土に花開いてゆく様を、社会との関わりから立体的に探求していきたいと企画しました。
日時:
2009年9月13日(日)午後3時30分
37回例会

37回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶応義塾大学講師)
ルネサンス音楽史専攻
ミニコンサ−ト:
中山 徹(テオルボ)
 
感想記
ナポリの副王の頃の曲 <2つの渓谷に火をもたらす泉よ>は、あら!これは宝塚歌劇の歌? みたいでした。
教科書の写真や絵画でしか見られない楽器を生演奏が聞けて、ふれることもできて、当協会のセミナーは楽しいです。
(無記名)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会

   第36回例会:レクチャ−コンサ−ト
   「天正遣欧使節団とルネサンス音楽U」
   〜使節団が通った道を音楽で辿るレクチャーコンサート〜


前回辿ったポルトガルの町々、スペイン国境の町バタホス、グァダルーペ修道院に続き、トレード、マドリード、エスコリアル、オリウェーラ、アリカンテと使節団が立ち寄った町々に伝えられた音楽を、金澤正剛氏のわかりやすい解説とともに楽しみました。

日時:
2009年7月31日(金)午後7時

金澤正剛氏のわかりやすい解説
36回例会
天正遣欧使節のうちの1人
中浦ジュリアンの子孫 小佐々学氏
36回例会
36回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホール
解説:
金澤正剛(ICU名誉教授、前日本音楽学会会長)
出演:
鈴木美登里S、櫻田智子S、穴澤ゆう子A、上杉清仁A、
櫻田亮T、小笠原美敬B、能登伊津子P-Org、
西澤央子Vio、古橋潤一R、丹沢広樹Fid、岩村あかねPerc
プログラム:
ヒネス・デ・ボルーダ(1545c〜1604)
 「週日のミサ曲よりキリエ」
ルイス・デ・ナルバーエス(?〜?)
 「モテトゥス"深淵より叫び"」(1539)4声
 「ファンタシア・第5旋法による」
バルトロメ・デ・エスコベード(1510c〜1563)
 「イスパニア王フィリップスのためのミサ曲」6声
アントニオ・デ・カベソン(1510〜1566)
 「アルタの主題によるトレス」器楽合奏
 「パヴァーナ」器楽合奏
エルナンド・デ・カベソン(1541〜1602)
 「変奏曲"甘き思い出、サンドラン作"」器楽合奏
ホセ・ファン・ヒメーネス(?〜1572)
 「バターリャ・第6旋法」
マルティン・デ・ビリャヌエーバ(?〜1605)
 「聖母マリアのミサ曲」より4声
ファン・ヒネス・ペレス(1548〜c1612)
 「主よ私を憐れんで下さい」4声   
フランシスコ・デ・ラ・トーレ(?〜?)
 舞曲「アルタ」器楽合奏   
 
感想記
金沢先生のお話、大変興味深く拝聴いたしました。 歌、とても美しく心にしみました。
又、ルネサンス時代の楽器の演奏がこの様に楽しいものであった事もよく分かりました。
大変楽しいコンサートでした。
中浦ジュリアンの御子孫の方のお話も感銘深いものでした。
文京区 女性    
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
後援:
スペイン大使館 横浜スペイン協会

   第35回例会:セミナ−&ミニコンサ−ト
   「中世・ルネサンスの社会と音楽X」〜中世からルネサンスへ〜    
日時:
2009年6月21日(日)午後3時30分

35回例会

感想記
愛の歌がハート(ハート型の楽譜)の中にあるなんて、楽しいです。
小さいルネサンスギターは、ウクレレみたいにかわいくて、とてもやさしい音ですね。
(無記名)
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−会議室
講師:
今谷和徳(慶応義塾大学講師)
ルネサンス音楽史専攻
ミニコンサ−ト:
小松俊二(ルネサンス・ギタ−)
 

35回例会
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会
   第34回例会:コンサート
   「ルネサンスからバロック初期までのメキシコ音楽」

好評でした「天正遣欧使節団とルネサンス音楽I」(ポルトガル・スペイン篇)のレクチャーコンサートに続き、もうひとつの遣欧使節、仙台藩士支倉常長が1613年に日本を発ちメキシコを経由してヨーロッパ大陸に渡りましたが、この時代のメキシコ音楽はどのようなものだったのでしょうか。メキシコ出身の作曲家によるナワトル語やケチュア語の聖歌及びプロセシオン、スペインの作曲家による先住民の音楽教育のために書かれた作品やビリャンシーコをご紹介しました。

日時:
2009年4月10日(金)午後7時 34回例会

34回例会
会場:
ル−テル市ヶ谷センタ−ホ−ル
出演:
櫻田智子S、山村奈緒子S、穴澤ゆう子A、彌勒忠志A、
長尾譲T、小田川哲也B、能登伊津子P-Org、
西谷尚己Vg、 古橋潤一R、
プログラム:
ファン・ベルムード(1510c〜a1560)
  六つの小曲集より3曲(先住民の音楽教育用作品)
アントニオ・デ・カベソン(1510〜1566)
  パンジェ・リングァ、マニフィカートの為のベルソ
フランシスコ・ゲレーロ(1528〜1599)
  パンジェ・リングァ(プロセシオン)
エルナンド・フランコ(1532〜1585)
  神よ、私を思い出して下さい
ガスパール・フェルナンデス(1570c〜c1629)
  ベツレヘムの小さな鐘
ドン・エルナンド・フランコ(16世紀末)
  天の女王他(アステカ帝国のナワトル語による作品)
作者不詳
  天国の喜び(インカ帝国のケチュア語による作品)
  おお、栄光の聖母(隠れキリシタンの歌オラショの原曲)
他。
 

感想記
日頃は、オペラや室内楽を聴いています。今日初めて、ルネサンスの生の音楽に触れ、音楽の原点に戻ったような感じで、とても感動しました。これからもまた素晴らしい音楽を聴かせてください。
(新座市 男性)
主催:
特定非営利活動法人日本ルネサンス音楽普及協会  
後援:
スペイン大使館 横浜スペイン協会  

2008年以前のコンサート・セミナーの模様はこちら

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